介護施設

デイサービスPTの転職先おすすめ5選|8年目が特徴と選び方を解説

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「デイサービスから転職したいけど、どこがいいのかわからない」という方は多いのではないでしょうか。

病院・訪問リハ・老健・クリニック・別のデイサービスと、PTの転職先は多岐にわたります。どこが正解かは、転職の目的によって全く異なります。

私はデイサービスに8年間勤務している現役PTです。10名以上の同僚の転職を見送り、それぞれの職場でどうなったかも聞いてきました。この記事では、デイサービス経験者が転職先を選ぶうえで知っておきたいことを、実体験をもとに正直に書きます。


デイサービスPTが転職先を選ぶ前に確認すること

なぜ転職したいのかで「向く転職先」が変わる

転職先選びで最初にやるべきことは、なぜ転職したいのかを明確にすることです。

転職の理由向いている転職先
給与を上げたい老健・病院・理学療法士経営のデイサービス
臨床スキルを高めたい回復期病院・クリニック
自分の裁量で動きたい訪問リハビリ
人間関係をリセットしたい別のデイサービス・老健
新しい働き方を試したい自費リハビリ・予防特化施設

「なんとなく転職したい」という状態で動き出すと、転職先でも同じ不満を抱えるリスクがあります。まずは「何のために転職するか」を一言で言えるようにしてから動くと、転職活動がぶれにくくなります。

デイサービス経験は転職先でどう評価されるか

「デイサービスの経験しかないと転職で不利では?」と思っている方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

デイサービスで積んだ経験には、他施設にはない強みがあります。それは**「生活期・生活の場を知っている」**という視点です。

利用者様の自宅での暮らしを間近に見てきたデイサービスPTは、「退院後にどんな生活が待っているか」をリアルにイメージできます。病院のリハビリは「退院後の生活をどう支えるか」がゴールであり、この視点は転職先でも確実に強みになります。

実際に転職した私の同僚も、「生活期がわかるPT」「実際の暮らしがイメージできるPT」という自分の強みを面接で伝え、評価されていました。


転職先おすすめ5選と特徴

① 回復期病院・外来クリニック(スキルアップ向け)

こんな人におすすめ: 臨床スキルをもっと積みたい・PTとしての幅を広げたい

回復期病院は、発症後の患者様の在宅復帰を目標にじっくりリハビリに取り組める環境です。デイサービスではあまり経験できない疾患や、歩行・ADL(日常生活動作)回復に特化したリハビリを学べます。

外来クリニックは残業が少なく、プライベートとのバランスを取りやすい点が魅力です。整形外科系の疾患を中心に、継続的なリハビリに関わることができます。

デイサービスからの転職しやすさ: ★★★★☆ 私の同僚が回復期や外来へ転職し、すぐに馴染んでいたケースがあります。急性期よりも業務スピードの差が小さく、最初の病院転職として選ばれやすいです。

給与の目安: デイサービスと同水準〜やや高め。ボーナス比率が上がるケースがあります。

② 訪問リハビリ・訪問看護(自由度重視向け)

こんな人におすすめ: 自分の裁量で動きたい・一対一でじっくり関わりたい

利用者様のご自宅に一人で伺い、その生活の場でリハビリを提供します。自分のペースで動ける自由さがある一方、一人で判断しなければならない場面も多いです。

デイサービス経験者にとっては、「生活の場を知っている」という強みが最も発揮されやすい職場のひとつです。利用者様の自宅環境を見てきた経験は、訪問でも直接活かせます。

デイサービスからの転職しやすさ: ★★★☆☆ 経験年数3年以上が目安です。一人で判断する場面が多いため、ある程度の経験を積んでから転職するのがおすすめです。

給与の目安: 件数によるが、デイサービスより高めになるケースが多いです。

③ 介護老人保健施設・老健(多職種連携・給与アップ向け)

こんな人におすすめ: チームで働きたい・給与条件を上げたい

老健は医療と介護の中間施設で、在宅復帰を目指す利用者様のリハビリを提供します。医師・看護師・介護士・栄養士など多職種との連携が密で、チームケアの経験を積みやすい環境です。

私の同僚で、リーダー経験を持って老健へ転職した方がいます。転職時にリーダー経験を交渉材料にして、月収5万円アップの手当をつけてもらったというケースがありました。

「今の職場でリーダー職を経験している」「管理業務の経験がある」という方は、老健への転職で条件交渉をしやすい可能性があります。

デイサービスからの転職しやすさ: ★★★★☆ 介護施設のため、デイサービスの業務感覚が活かしやすいです。経験・役職を持っている方ほど条件交渉がしやすくなります。

給与の目安: デイサービスより高めになるケースが多く、ボーナスも充実している施設があります。

④ 別のデイサービス・通所リハ(環境だけ変えたい人向け)

こんな人におすすめ: 施設形態は好きだが今の職場の環境が嫌・給与条件を改善したい

「デイサービスの仕事は好きだけど、今の職場がしんどい」という場合は、同じ施設形態で職場だけを変える選択肢があります。

デイサービスは施設によって給与水準・職場環境・リハビリの方針が大きく異なります。同じデイサービスでも、転職先によって働きやすさや収入が変わることはよくあります。

特におすすめ:理学療法士が経営しているデイサービス

私が転職先として特に注目しているのが、理学療法士が経営しているデイサービスです。

PT経営のデイサービスは、運営方針がリハビリ重視になりやすく、「リハビリで成果を出すことへの理解」が現場に根付いています。PTとして何を大切にしたいかが経営者と一致しやすく、リハビリの成果を給与や評価に反映してくれる施設も存在します。

「デイサービスの仕事が好きだけど、今の環境では評価されない」と感じている方は、PT経営の施設を探してみる価値があります。

デイサービスからの転職しやすさ: ★★★★★ 業務内容が近く、即戦力として評価されやすいです。

給与の目安: 施設によって大きく異なりますが、条件交渉がしやすい施設も多いです。

⑤ 自費リハビリ・予防特化施設(新しい働き方向け)

こんな人におすすめ: 保険に縛られない働き方をしたい・1次予防に関わりたい

自費リハビリやフィットネス型の予防施設は、保険制度に依存しない新しい働き方のひとつです。報酬が国の制度改定に左右されにくく、「成果が評価される」環境になりやすいのが特徴です。

高齢化社会の進展とともに、病気になる前の「1次予防」の需要はますます高まっています。デイサービスで生活期・予防的なリハビリを経験してきたPTは、この領域との親和性が高いです。

デイサービスからの転職しやすさ: ★★★☆☆ 求人数がまだ少なく、転職サービスの非公開求人から探すケースが多いです。

給与の目安: 施設や雇用形態によって差が大きい。


目的別・おすすめ転職先まとめ

転職の目的おすすめ転職先
給与を上げたい老健・PT経営のデイサービス
臨床スキルを積みたい回復期病院・外来クリニック
自由に動きたい訪問リハビリ
環境をリセットしたい別のデイサービス・老健
新しい働き方をしたい自費リハビリ・予防施設

転職先を探すときの注意点

求人票だけで判断しない

給与・休日・残業時間は求人票に書かれていますが、「職場の雰囲気」「リハビリへの理解度」「評価の仕組み」は求人票には載っていません。

可能であれば職場見学を申し込み、現場の雰囲気を直接確認することをおすすめします。転職後に「思っていたのと違った」となるケースの多くは、事前確認が不足していたことが原因です。

転職サービスを使うべき理由

デイサービスから他施設への転職を考えるなら、転職サービス(エージェント)の活用をおすすめします。

理由は3つです。

ひとつ目は、非公開求人にアクセスできること。PT経営のデイサービスや自費リハ施設など、求人を公開していない施設の情報が得られます。

ふたつ目は、条件交渉を代行してもらえること。老健への転職でリーダー経験を交渉材料にするような場面でも、担当者がサポートしてくれます。

三つ目は、リハ職の事情に詳しい担当者に相談できること。「デイサービスからの転職」という状況を理解した上でアドバイスをもらえます。


まとめ|自分の目的に合った転職先を選ぼう

デイサービスPTの転職先は、目的によって変わります。

  • 給与を上げたい → 老健・PT経営のデイサービスで条件交渉
  • スキルを積みたい → 回復期病院・外来クリニック
  • 自由に動きたい → 訪問リハビリ(経験年数3年以上推奨)
  • 環境だけ変えたい → PT経営のデイサービス・別の通所リハ

どの転職先が正解かは、あなたが何を優先するかによります。まずは情報収集から始めて、自分に合った選択肢を探してみてください。


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